ドクターデヴィアス化粧品は、WEST皮膚科学研究所と連携して、原材料にこだわった商品開発に取り組んでいます。今回は他の主な化粧品会社5社の取り組みもご紹介します。ぜひともこちらを参考にしつつ、比較してみてください。
ドクターデヴィアス化粧品の商品開発の取り組みとは?
ドクターデヴィアス化粧品は、WEST皮膚科学研究所と連動して商品開発に取り組んでいます。その取り組みについて、掘り下げてご紹介していきましょう。
充実した設備でのWEST皮膚科学研究所の取り組み
WEST皮膚科学研究所は、ドクターデヴィアス化粧品の研究機関です。充実した専門的な設備を備えた研究室で、ドクターデヴィアス品質の商品開発を行っています。
WEST皮膚科学研究所は、今までに多くの製品を開発してきた機関です。その原点は「皮膚科学」と「化粧品とは何であるか考えること」です。常に新しい技術を導入し、一歩進んだ原材料を製品に取り入れていきました。そういった長年の蓄積が、今日の商品を生み出しています。
スキンケア製品については、充実した設備を活かして高度な調合などを試みています。そして時間経過や温度変化による品質を顕微鏡で厳しくチェックし、安心安全な商品作りを行っているのです。
徹底したミーティング
ものづくりのための徹底したミーティングも特徴的です。WEST皮膚科学研究所には、研究室に併設されたミーティングルームがあります。ミーティング中に出た疑問点・確認点は、すぐに研究所でチェックできる体制が整っています。
また調合の様子や設備の見学できるため、商品作りを常にチェックできるのです。このようにドクターデヴィアスは、研究所と連携しながらよりよい商品目指しています。
資生堂の取り組み
資生堂は世のなかの動きにともない、常に新しい領域に手を広げている企業です。感性やマテリアルサイエンス・皮膚科学に加え、人工知能のようなデジタル・デバイスや再生医療、ビューティ―ウェルネスなどに取り組んでいます。ここでは新しい研究領域をご紹介していきましょう。
新しい研究領域
資生堂は毛髪再生領域に医療機関と、共同で着手しています。今後脱毛症や薄毛に悩む人に役立つ商品が生まれるかもしれません。
またシベリア人参がリンパ管に働きかけて、むくみを改善させる研究に取り組み、アミノ酸の美肌効果を研究しています。今後の美容健康食品への応用が期待できるでしょう。
株式会社ポーラの取り組み
株式会社ポーラの化粧品や健康食品の研究開発の取り組みは、サイエンス・コミュニケーション・ライフの3つの点です。
サイエンス・コミュニケーション・ライフの取り組み
サイエンスでは最新テクノロジーにより、皮膚表面やその深層の研究を行っています。解明したメカニズムの元に化粧品・医薬部外品、機能性食品などが作られます。
コミュニケーションでは高機能新規型・デジタルを駆使し、肌と製剤・肌と環境の物質的な関係を研究しているのです。最終的には化粧品に頼らない新しい価値を目指しています。
ライフにおいては肌科学からのデータを活用して肌と心身の健康、ライフスタイルとの関係を解明していこうとしています。こうした研究によって、ポーラは化粧品を超える商品も作りだそうとしているのです。研究成果は学会や国際専門誌などで、発表しています。
株式会社アルビオンの取り組み
株式会社アルビオンは、独自性の高い商品つくりを進めています。研究所は秋田県の白神研究所の他、東京やスリランカにもあるのです。2021年には沖縄にも開設されました。
自然にこだわる研究体制
白神研究所では、無農薬で化粧品の原料となる植物を栽培しています。そしてその植物は社員が育てています。
銀座本社と行き来しやすい「東日本橋研究所」や、東京農業大学と共同の「スリランカ研究所」もあるのです。それぞれの研究所では、新しい植物の分析や成分の開発などを行っています。また2021年には沖縄研究所、白神研究所内に抽出研究棟が開設されました。
株式会社冨士フイルムヘルスケアラボラトリー(アスタリフト)の取り組み
株式会社冨士フイルムでは、企業内の研究所でスキンケアテクノロジーに取り組み、肌に関する徹底した研究を行っています。
セラミドの研究
冨士フイルムで行っている、エイジングケアに必要なセラミドに関する研究をご紹介します。
年齢とともに失われるセラミドのために、肌はあらゆるトラブルを受けやすくなるものです。冨士フイルムは、そんなセラミドの配列を整えるヒト型ナノセラミドも2種開発し、商品に活かしています。
紫外線対策やナノテクノロジーの研究
冨士フイルムでは、肌の健康に害を与えるディープ紫外線も90%カットするD-UVガードを開発しました。UVカット製品などに活かせるでしょう。
またナノテクノロジーの研究も進んでいます。ナノ粒子は、スキンケア成分の浸透を助け、肌のうるおいを守る役目もはたしているのです。
株式会社コーセーの取り組み
株式会社コーセーは「英知」「感性」「可能性」の3つの言葉をポリシーに、化粧品の研究開発に努めています。
しわ研究
コーセーはしわ研究に力を入れています。2009年から48名の肌データを測定した結果、世界初のしわの未来が見える方程式を開発しました。この方程式により、5年後のしわレベルを導けます。
こうした将来のしわを防ぐ化粧品の開発が進んでいるのです。
シャンプーやマスからなど身近な商品の研究
コーセーはカラーをキープするシャンプーや簡単にメイクオフできるマスカラなど、生活に密着した身近な商品の研究開発に余念がありません。またより効果の高い日焼け止めの開発なども手掛けているのです。
まとめ
ドクターデヴィアス化粧品を始めとした各社は、それぞれ独自の方法で商品の研究開発に取り組んでいます。社内で情報を共有して取り組みケースもあるものの、社外に研究所を開いて独自の取り組みをする企業も存在します。またその情報を社外に研究として発表する・メディアを通じて発信するなど、独自の取り組みも見られました。
今後は各社の努力が実った、 さまざまなこだわりの商品が売りだされることも期待できます。